2024年4月の作業


4月5日(金)

 

過去に切ったタケや枝の処理、枯れた樹木の処理、タケの間伐など竹林及びその周辺の整理を行う一方、経済研究所南側の2本のウメの太枝を落とし、樹髙を落とし管理しやすいサイズにしました。学内を歩くと、過去に植えられたカタクリが花を咲かせていました。生育条件に限界があるためか勢いがありませんが、発芽してから開花するまでに7-8年を要するこの植物は、花をつけることができるようになるまでじっとその鱗茎に栄養分を蓄え続けます。ユリ科の植物によく見られる現象です。また、竹林内やその周囲にはウラシマソウが花をつけていましたが、サトイモ科テンナンショウ属のこの植物は苞の中に伸びた付属体の先端部が細く糸状に伸び、その姿を、浦島太郎が釣り糸を垂れている姿に見立てて、この和名があるとされています。学内ではあまり見ない植物です。

 


4月12日(金)

 

午前中は4月5日の作業を継続する一方、タケノコが出ていましたので30本ほど掘って採取しました。今年のタケノコは昨年と比較して出るのが遅い感じがしましたが、立派なタケノコを採ることができました。また、矢野次郎像北西部、弓道場への通路脇のエゴノキ(黄182)を伐採し、職員集会所跡の灌木、ササ、雑草の刈り込み行いました。「緑の科学」キャンパスツアーのサポートを行い、学内に花を咲かせるサクラを中心とした樹木の説明やイチリンソウの群生地の紹介を行いました。



419日(金)

定例作業:食べられる野草と食べられない野草の区別をしながら、春の山野草採りを行いました。サンショウ、モグサ、タンポポ、イロハカエデ、ドクダミ、カラスノエンドウ、カンゾウなど多くの食べられる山野草を確認できた一方、すごい塊のような根をもつヨウシュヤマゴボウといった毒のある植物も確認できた。また、3本の実生松の移植を行いました。4月5日、12日と作業を行った竹林とその周囲に残るゴミの搬送をを行う一方、時間は限られましたがタケを使ったコップ作りやタケノコ掘りも興味ある学生にはやってもらいました。かねてからの懸案事項でした図書館時計台棟北側のツバキの剪定を昭和41年卒業の皆様にも参加していただき実施しました。(厄介なタンポポも美しい


4月26日(金)

 

ひょうたん池内の落ち葉掬い、ひょうたん池周辺植込みの剪定、図書館時計台棟北側のツバキの剪定