作業で使用する用具


植樹会の作業では、その作業内容により使用する用具も異なります。下草を刈ったり、樹木を伐ったり、樹木の剪定をしたりするので刃物をよく使います。作業を安全に行うために、用具の使用目的や適切な使用方法について正しい理解を持つことも必要です。作業用具についての知識を深めましょう。


雑草類の刈取や除去などに使用する用具類

  1. 雑草の刈取では「草刈鎌」を基本的には使用します。鎌にはいくつかの種類があります。草本の茎の硬さや除草方法などにより使いわけます。
  2. 雑草を根から抜くには「草取鎌」を使用します。草取用の鎌にもいくつかの種類があります。
  3. 雑草の刈取は機械でも行います。エンジンや電動で動く刈払機を使用します。
  4. ツル性の植物の除去も鎌や根堀の道具を用いて行います。 

樹木の剪定や刈込などに使用する用具類

  1. 樹木の枝の剪定の場合、枝が細いものは剪定鋏を使います。剪定鋏で切れない場合には、鋸や太枝切を使います。小木を切る場合も同じ要領で行います。
  2. 梯子などを使わないで手の届かない箇所の枝を剪定する場合には高枝鋏や高枝鋸を使います。
  3. 刈込を行う場合には刈込鋏を使います。
  4. 刈込を機械で行うこともできます。エンジンや電動で動くヘッジトリマーを使用します。

樹木の伐採や枝打などに使用する用具類

  1. 樹木の伐採には鋸を使用します。幹の太さにより使用する鋸も異なります。樹木の伐採には定められた伐採方法があり、それに従います。
  2. 樹木の枝打も剪定と同じ方法で行うことができます。鉈を使用することもありますが、慣れない場合は鋸を使います。
  3. 樹木の伐採や太い枝を落とす時には機械を使うことができます。チェンソーを使用し、エンジン式と電動式のものがあります。

その他の必要な用具類

 

  1. 樹木の剪定、枝打、伐採で脚立・梯子やロープがよく必要となります。
  2. 剪定枝、刈取ゴミ、落葉、落枝の収集・処分に箒、熊手、手箕、ゴミの収納袋が必要です。エンジン式ブロアーも使用します。
  3. ショベルやトンガを植樹に使用します。
  4. リアカーや一輪車を作業用具やゴミの運搬に使用します。
  5. 救急セットは作業時の怪我や虫刺されなどに対処するための必需品です。 




第一研究館南側での枯草の処理、ベニカナメモチの剪定等の作業です。ベニカナメモチの枝や葉が伸び放題に伸び、枯草が横たわっているのを整備している作業です。ツルは手で取り、ベニカナメモチを鋸、剪定鋏、刈込鋏、電動トリマーなどを使って剪定し、高さを詰め、枝透きをし、枯草をを刈払機で刈り取る等の作業を行います。翌春の同じ場所の光景です。(左の写真と反対側で撮影)