1.鎌
鎌には用途により多くの種類がありますが、植樹会で使用するものは多くは雑草の刈取や草取りに使用されるもので次のような種類があります。
よく使う草刈鎌
広厚刃の草刈鎌
鋸鎌
小鎌:草取鎌
草刈に使う鎌の基本的な構造と使い方について
草刈鎌は柄の先が湾曲しており、その湾曲した構造の内側が鋭利な刃になっています。そのため、草を刈り取るときはその刃の部分に力がかかるよう使わなければなりません。最も効率的な使用方法は、鎌を引くことです。鎌の湾曲で刈りたい草を巻き込み、草を手で掴み固定して鎌を引くことにより、草を切断します。これが鎌の正しい、効率化された基本的な使い方です。柔らかい草の刈取には、鎌で払刈をすることによって、行うこともできますが、使用方法の基本動作とは異なります。
鎌の正しい使い方を理解して草を刈ったとしても、草がすぐに生えてきてしまうとしたら、効率的ではありません。そこで重要なのは、草の刈り方を知るということです。具体的には、草に存在する成長点とその場所を知り、その部分を残さないように刈り取るということです。成長点とは、草が伸びていくうえで欠かせない細胞を増やすための器官で、根と茎の中間点に存在することが多いです。そのため、可能な限り根元から刈り取るようにします。
2. 刈払機
広い範囲にわたる雑草の刈り払いには刈払機が使用されます。刈払機にはエンジン式のものと電動式のものがあり、電動式(充電式)のものはマキタ製のものを使用しています。また、エンジン式のものは2サイクルエンジンのもの(リョービ:京セラ製)と4サイクルエンジンのもの(ホンダ製)があります。前者は混合ガソリンを燃料として使用し、エンジンオイルを別に入れることはありませんが、後者はガソリンとエンジンオイルを別々に入れます。植樹会では両方使用しています。
刈払機:チップソー
チップソー
刈払機:ナイロンカッター
自動ナイロンカッター
3. 芝刈機
雑草の刈取用の機械ではありませんが、芝刈機を植樹会では使用しています。エンジン式・自走式の芝刈機で中央庭園の芝生の整備に主に使用します。芝刈機は大学に用意していただいたものです。
PLOW製PH-GC530: (1) 自走可能で53cmの幅広な刈幅。(2) 大径タイヤでタイヤ幅も厚いので芝を痛めにくい。(3) グラスバッグ集草はサイド排出・後部排出と様々な刈り芝の排出が可能。(4) 芝をきれいに刈ることのできるバーナイフ仕様。(4) 1本のレバーで刈高が調整でき、8段階(20-80mm)の調整が可能。使用環境によりエンジンが停止する場合があり、その場合は、刈り取り高さを上げて使用。(5) 一目で容量がわかるお知らせ窓付き集草バッグ。集草バッグ底面はプラスチック板を使用していて、土埃や草で足元を汚さない。(6)ヤマハバーチカルエンジン(排気量:189cc、エンジン:空冷単気筒4サイクルエンジン、タンク容量:1.2L、連続使用時間:約2〜3時間)を搭載。(7) 水道ホースを接続するウォッシュリンク付き。内部の汚れをしっかり洗い流すことが可能。