2024年12月の作業
12月4日(水)
7月に続き、今年2回目となるラグビー部、男・女ラクロス部との共同作業を行いました。作業は、各部の部室周辺の草刈や環境整備、グラウンドを囲むフェンス回りの雑草の刈取やクワやエノキの幼木の除伐、フェンスの一部に残るツル類の除去、ナツミカンの樹の周辺とトロージャン内の雑草の刈込みや灌木の除去でした。120人を超える学生参加があり、作業は順調かつ効率的に進み、新年を迎えるにあたってラグビー場の周辺環境はすっきりとしたものになりました。
また、フェンスには一部の限られた場所に蔓草は残っていましたが、大部分の場所でそれを確認することはなく、日頃学生達がフェンスに絡まる蔓草類の除去を心がけている成果が現れていました。自分達の活動環境の整備に関心を持ちそれを実行するプラクティスが引き継がれ、根付いてきていることの一端であると喜ばしく感じました。(写真:雑草が生い茂っていたトロージャンでの作業)
12月6日(金)
前月末に続き、岸田ロードおよび周辺の整備作業、空手道場と如意団道場周辺の整備作業を行いました。ここはススキやカラムシが繁茂し、木本化したカラムシの茎は刈り取ることが難しく苦慮しました。
12月13日(金)
岸田ロード奥の如意団道場と空手道場周辺の草刈とツバキの剪定を中心にした整備作業、陸上競技場東側のカンツバキの植え込みに沿ったサクラの剪定や潅木の除伐、ツツジの植込みの剪定などの整備作業、野球場と陸上競技場南側林内の散策路の草刈等整備作業を行いました。
如意団道場と空手道場周囲の整備作業は3日間をかけて整備しました。この区域はススキやカラムシの旺盛な生長、急激なカラスウリの侵入、タラノキの著しい繁殖、クズの繁茂などにより整備作業に従来以上に時間を要すことになりました。また、陸上競技場東側の道路との境には植えられたカンツバキが手入れされていないため大きく生長していて、下枝の整理や枝先の剪定が必要です。陸上競技場との間はサクラがバランス悪く枝を伸ばしたり、灌木類が数多く生長し、シュロの侵入も至る所に見られ、クズもサクラなどに覆い被さらんばかりに生長しています。過去、あまり手の入らなかった場所ですが、津田さんからの提案により整備対象として手を入れました。(写真:陸上競技場東側の道路との境の様子)
12月20日(金)
今年最後の定例作業。12月6日、13日に実施の作業の片づけを中心に作業を行いました、広い作業区域でしたが、①岸田ロード西側全域における刈り取った草や潅木、アズマネザサの回収とゴミ集積場への搬入、②空手道場、如意団道場の周囲全域の草刈や灌木の除去、カンツバキやシラカシ、ウバメガシの剪定、③野球場・陸上競技場南側の林内の散策路両脇のササなどの刈り込みと整備、そして④陸上競技場東側の道路との境にあるカンツバキ前の潅木の除去や雑草の刈取を実施しました。結果、陸上競技場、野球場、ひょうたん池などの施設を囲む一帯の整備がひとまず完了し、キャンパスは来年4月の春の到来を待つまでの間静けさを取り戻すとともにと一年中で一番整備された状態となります。まだ、フィールドホッケー場の東側や第一研究館と図書館の間のスペースの整備や、要管理木への対応とクズの蔓への対応、植込みの選定などなど行うべきことは尽きませんが、今日の定例作業は、作業後の交流会にも多くの学生が参加し、一年を締めくくるに相応しい会となりました。
通常作業に加え、自然薯掘りを福嶋先生のご指導のもとに実施しました。事前に蔓でそれがあると確認できる場所を確認して芋掘りに挑戦するのですが、なかなかしっかりしたものを掘り出すことができません。土壌の具合やササなどの根や地中の石などにより芋を掘る作業が難航するのと、芋自体が比較的地中深くに形成されていることや生育が十分でないものが多いことによるものです。
締めの交流会は予期せぬ来訪者によりとんだハプニングに遭うことになりましたが、会場は学生やOBで席は足りないほどに埋まり、今年最後の交流会は大いに盛り上がりました。来年も、大学、学生達としっかり連携しながら、植樹会の活動を建設的、生産的なものにして行くように努めたいとあらためて感じました。
(写真:作業前の準備体操・ヤマイモ掘りの光景)
12月27日(金)
会員有志による作業で、今年最後の作業となりました。作業は徒長枝が目立ち樹形の見栄えにかける西プラザ前のウメとゲッケイジュの整枝・剪定、大量の枯れたススキが残る「第1武蔵野のススキのゾーン」の刈込、陸上競技場東側のカンツバキなどが花を咲かせる区域の再度の刈込と整備を行いました。
ウメは最上部の伸びた枝を切り落として枝が地面に水平に広がるような形にし、数多くの徒長枝を剪定し、ゲッケイジュの整枝もしました。武蔵野のススキのゾーンは数人で刈払機で集中的に作業をし、枯れたススキを刈り取り、またススキに負け気味になるハギを根本からしっかりと刈り込み、春には立派な芽が出るようにしました。
陸上競技場東側の作業は前々週、前週と3回目の作業でした。サクラの枯れ枝など不要な枝の除去、地面のササやシュロの刈り取り行う一方、地面に這うように広がるカンツバキの枝の剪定を地面との間に隙間を作るように行いました。
また、長年手つかずの状態であった樹木に這い上る太いクズの蔓を根本から切りとりました。何回も過去にトピックスとして触れていますが、多くの太い蔓は経験的には来年は芽を出さないものと思われるものの、そうであるか否か結果の見定めが必要です。地面に縦横に這う蔓への対策も必要で、学内の随所に見られるこの問題は自然の生命力とのせめぎ合いであり、人間の非力さを感じさせられるなかなか頭の痛い課題です。(写真:今日の作業後の第1武蔵野のススキのゾーンと陸上競技場東側)