2024年8月の作業


8月2日(金)

朝から暑い日でした。作業は本館南側、第一講義棟北側、同東側の区域で、加えて別館と保健センターの間のイヌツゲの植え込みの目立つところを整備しました。本館と第一講義棟の間は、今年の草の生長は大変に旺盛で、通常の年の1.5倍は超えているものと思われます。結果、草の刈取後の処理では一部刈り取った草のゴミ集積場への搬送は間に合わないことになりましたが、なんとか酷暑の中、作業を済ませました。また、ここには植込みがあり、植込みの剪定も行いました。別館と保健センターの間については、別館南側のイヌツゲの植え込みの徒長枝の剪定、その前の芝の刈取、雑草類の刈取に作業は留まりましたが、一応目立つところの整備を終了させました。なお、今日の大学施設課とのワーキングチームミーティングでは、生長旺盛なキャンパス内の草本、特にワルナスビやヨウシュヤマゴボウなどの毒性のある外来植物を中心にした植物への対応についても協議されました。(写真:刈取後の後片付けの風景


8月7日(水)

例年実施している硬式庭球部との共同作業を同部OBも数名が参加して行いました。連続する猛暑日の中での作業で、午前10時に始まり午後4時近くまでの作業となりました。作業は硬式テニスコート北側の東プラザや東一号館との間の草刈や灌木の除去、南側道路との間や北側フェンス脇で勢いよく繁茂するクズを主体にした蔓草の除去、またコート西側の通路の草刈、部室周辺の草刈、コート東側のシラカシなど常緑樹の枝がコート内に張り出しているものの枝落としなど広範囲に及びました。作業範囲が広いことと刈り取ったり除い草木の量が多いことから、厳しい天候条件も手伝って、必ずしも予定していた作業を全て終了できたわけではありませんでしたが、なんとか対応することができました。

例年、作業を学生達とやっている中で感ずることは部によって対応が異なることです。学生達が日頃自分達の活動する場所の整備を心がけているかがわかります。共同作業時の作業だけでなく、日頃の小さな草取りや大きく生長しフェンスに高く巻き付く前のクズなどの蔓草をこまめに行うことによって、かなりの部分の環境整備を行うことができます。そういうことは折に触れ学生達にも話していることですが、今回も改善していくべき事項として最後のミーティングでは触れざるを得ませんでした。今後の学生達の自分達の活動の場の環境整備のための自主的な気遣いと奮起を期待する次第です。(写真:上 フェンスに絡まるクズを取る、下 きれいに蔓草が除かれたフェンスと北東方向角の樹木の枝が落とされたテニスコート


8月9日(金)

収まる気配のない猛暑に辟易としている毎日ですが、この日も暑さも大変なものでした。水分補給と休憩をしながら実施した作業は、マーキュリータワーの東と南側の雑草の刈取や灌木の除去などでした。従来、この区域は大学が作業を行ってきたところで、植樹会が作業をするのは久し振りのことです。雑草がイネ科植物やドクダミなどを中心にして生い茂り、数年間手をつけられなかったクズが至る所に根を張り、蔓を伸ばすという状況で、作業に手間取りました。特にクズについては、根を掘ることは容易でないので、根元から蔓を刈り取る作業を可能な限り行いました。今後は定期的に刈り取ることにより、その勢いを削いでいくことが必要と思われます。また、東側には数年前に植樹されたコナラなどの樹木があり、これらの樹木の一部は既存のシラカシに被圧されたり、下枝に日光が届かない状態になっているため下枝枯れ生じていて、今後、間伐や周囲の樹木の剪定による整理が必要になってくるでしょう。作業では、不要な枝の剪定、枯れた下枝の除去も実施しました。写真 作業後のマーキュリータワー東


8月21日(水)

これまでの作業日と同様、蒸し暑い気温の高い日であった。フィールドホッケー部との共同作業で、フィールドホッケー場東側の雑草の刈取、灌木の除去などの作業を行った。午前中から作業を開始し、午後からフィールドホッケー部と女子ラクロス部の学生が参加して共同して作業にあたった。今年のホッケー場東側は例年になく草木の生長が著しく、その量は2-3年前の倍はあるかと思われる状況である。また、コナラがナラ枯れ病によって枯死し、伐採されたため日光が地面にまでしっかりと入り込むようになった。そのため、タラノキなどの先駆的な植物が侵入し繁茂するようになる一方、オオブタクサやヨウシュヤマゴボウなどの外来植物もその勢いを増している。例年であれば2-3日を費やしてホッケー場東側のほぼ全域を整備するのであるが、今回はホッケー場に隣接する区域で、ボールの紛失等学生達の練習に支障の生ずる場所の整備を集中的に行った。

それでも、刈り取った草や除去した灌木は大変な量であり、また刺のあるタラノキの駆除には苦慮した。タラノキの若芽は「タラノメ」と呼ばれ、山菜の王様と呼ばれるほどにテンプラややゴマ和えにして食べるととても美味であるが、学内では急速に生育域を拡大していて厄介な植物となりつつある。目的とした作業は一応学生達の頑張りもありなんとか終了したが、今後1-2回の追加作業が、必要になってくるものと思われる。また、いつも学生達との共同作業の際によく話をすることであるが、部室のまわりが基本的には汚い。自分達の活動環境の整備は自分達の手でしっかり行うべきところであるが、そういう観点からの意識は全てでそうというわけではないが、一般的には低い。学内の環境整備を行ううえでは、学生達の意識の向上は欠かせない要素である。(写真:上 刈取ゴミを回収する、下 刈り取ったゴミをゴミ置き場に運ぶ)


8月23日(金)

一昨日のフィールドホッケー部との共同作業に続いての作業である。今日の作業は磯野研究館南側、北側の東側半分、そして東側の雑草の刈り取り、灌木やクズ等蔓植物の除去を主体とした作業を予定していたが、それに本館別館南側の雑草の刈り取りや灌木の除去を行った。磯野研究館周辺の雑草や蔓植物の生長は近年類を見ない状況であり、作業は難渋した。また、本館別館の南側も雑草や灌木類が生長し、ここも草が生い茂りなんとかしなければという状態であったが、漸く手をつけることができた。灌木類で多いのはエノキの幼木とクワやその仲間である。生命力が強く除いても除いても、新しい芽が育ち生えてきて、根比べのようなものである。よく考えれば、自然界の競争原理がそのままあるわけで、気候変動にも関係していると理解して良い現象である。大学との間でしっかりとした実態の理解と今後の対応についての認識を共有することが大切である。


8月30日(金)

東本館西側のササの刈込み、雑草取り刈取、灌木の除去などを予定して今したが、台風10号の襲来による悪天候のため中止となりました。